第61回通常総会を開催
第61回通常総会は5月22日午後2時30分より「東京ドームホテル・天空ノース」において開催され、新年度事業計画を含む7議案が審議により決定されました。平成21年度事業計画については、このホームページの委員会活動コーナーをご参照ください。 ここでは、萩尾理事長の第61回総会の挨拶をご紹介します。 只今ご紹介をいただきました、理事長の萩尾でございます。今年の3月、前齋藤一夫理事長が体調不良による退任の後を受け、理事長をおうせつかりました。まだ就任して2ヵ月余りの新米理事長でございます。この様な役は誠に不馴れではございますが、本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。 皆様、本日は第61回通常総会に当たりまして、公私何かとご多用の折にもかかわりませず、多数皆様のご出席をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。 皆様すでにご承知の通り、当組合は今年60周年という節目の年を迎えております。昭和24年3月19日、戦後の混乱を経て新たな国造りがようやく緒についた頃の発足であったと、先輩諸氏から聞いております。60年の歴史についてのお話は、ここでは少し長くなるといけませんので、この後の60周年記念式典においての経過報告にお譲りしたいと思います。 昨年の6月には関東地区連をホストに、ザ・プリンスパークタワー東京におきまして、上部団体であります日広連創立五十周年記念式典、日広連第50回全国大会を開催、八百余名のご参加を頂き大盛況のうちに終了し、関東地区連の一員として無事その大役を果たせましたことは、組合員・賛助会員・青年部はじめ関係各位のご協力の賜物と、この場をお借りし改めて感謝をし、御礼を申し上げます。
また当組合恒例のサイン・アンド・ディスプレイショウは昨年大きな節目である第50回を迎え、50回記念サイン・アンド・ディスプレイショウとして史上最大規模での開催をできましたことは、皆様ご承知の通りでございます。 そして、業の次代を担う後進の育成を目途に発足した青年部「サインフォーラム東京」も設立8年目を迎え、活発に各種事業を遂行し確実にその存在をアピールし、従来より行っております屋外広告業登録申請のための指導及び支部活性化への支援をはじめ、情報化促進のために開設したホームページも一昨年度に大幅なリニューアルを行い、より一層皆様のお役に立つべく改訂を進め、最新情報を発信すべく努力をしております。ぜひ一度ご覧くださいます様お願い申し上げます。 また屋外広告業登録の事務代行、広告美術コンクールへの参加、屋外広告士試験予備講習会への講師の派遣、違反広告物の共同除却、屋外広告の日キャンペーン、工場見学会等々を開催、多くの成果を挙げたところでございます。これもひとえに役員各位のご尽力、組合員皆様のご理解によるところでございまして、心から御礼を申し上げるものでございます。 さて最近の中小企業の景況状況ですが、東京都中小企業団体中央会で行っております情報連絡員のまとめによりますと、この半年間の数値は前期すべてにおいて悪化という結果となっており、とりわけ昨年9月15日のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに未曾有の危機に突入しておりますのは、すでにご承知の通りでございます。世界経済、日本経済のみならず、我々中小企業者にとっても原材料の価格の高止まりや受注減等々、大きな打撃となっております。 このような状況の下、各組合員企業の経営基盤の強化、体質改善が急がれることはもとより、企業としての個性化、独自性の創出がますます重要な要素となっております。組織にあっては時流に応じて先見性を発揮し、確固たる業の方向性を示すことが求められるかと存じます。 幸い組合員皆様の変わらぬご協力、ご理解から、厳しさの中に揺るぎない基盤を保っております私どもは、全国同業のリーダーとしての矜持をもってIT社会における屋外広告業の将来を展望、少子化・高齢化社会に対応した業経営の新たな在り方を探り、変化の時代に生き残る業と組織を模索して参りたい所存であります。 このような時期に当たり、本日の通常総会において、新しい年の方向を論ずることは誠に有意義であろうかと存じます。どうか私どもが担う社会的使命の達成と業発展のために慎重審議を尽くされますことを心からお願い申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-14 (屋外広告会館)