関東地区連・官民合同連絡会開催
「官民合同連絡会」は毎年全国10地区連の主催で開催され、関東地区連も例年本会と関東の他の六組合(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川)が共同で1都6県の行政担当者をまじえ実施、行政の意見を聞いたり、業界の要望を伝えるほか景観や安全形成についての学識者の講演会を行うなど充実を図ってきたが、昨年に続き今年も、国土交通省並びに上部日広連の指導を得て内容を一層充実させて開催されたので、その概要をお伝えしたい。 平成30年度屋外広告官民合同連絡会は去る2月14日午後1時半より、東京「東京ガーデンパレス」において、官民合わせて七十余名を集め開催された。 会に先立ち主催の関東地区連合会会長をつとめる宮地健会長から、続いて官側幹事県を代表して松井紀・群馬県県土整備部都市計画課まちづくり室室長より代表挨拶がおこなわれた。次に、司会者からご来賓の国土交通省 都市局 公園緑地・景観課景観・歴史文化環境整備室企画専門官・広田和男様、(一社)日本屋外広告業団体連合会副会長・村越有治様、基調講演の講師として東京消防庁 予防部 伊藤要副参事消防指令長様、 同予防課 坂本小百合課長補佐兼建築係長消防指令様、同予防課並河亮太建築係主任消防司令補様の紹介があり、続いて国土交通省広田企画専門官より挨拶が行われた。 講演では東京消防庁が実施し、東京屋外広告美術協同組合が協力をした「延焼拡大の要因となる屋外広告物に関する燃焼実験報告」を伊藤副参事が講師となり、実験の経緯、概要をスライド、映像を見ながら解説、実験結果を踏まえた屋外広告物の防火安全性に関する推奨事項を提言、続いて中川知明理事長より業界からの補足説明をなし講演を終了。 全体協議に入り1都6県の行政担当者より、@屋外広告行政の実績と今後の方針、A条例改正の予定と点検者が具えるべき資格、B業登録申請・点検報告書の様式統一、C屋外広告物講習会の充実と屋外広告物制度上で屋外広告物講習会修了者を資格者として指定できる範囲、D業界団体への加入促進など各項目と問題点について概略の説明が行われた。 ブロック別会議では都県の理事長が進行役になり、@条例上での点検方法の指定、A屋外広告物のオーナーに向けた屋外広告物制度・点検の重要性の周知などについて協議し、協議終了後には各ブロック報告者より発表が行われ、本会では松本幹久広告景観委員長が東京ブロックの審議結果報告をおこなった。 協議報告終了後には国土交通省広田企画専門官、日広連村越副会長からの講評があり、午後4時45分閉会となった。
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-14 (屋外広告会館)