東京屋外広告美術協同組合 新年のご挨拶
理事長 中川 知明
新年明けましておめでとうございます。
令和二年新年にあたりまして、皆様に謹んでご挨拶を申し上げるとともに、日ごろ東広美に対し格別なるご理解とご支援をいただいておりますことに、この紙面をお借りし御礼を申し上げます。
当組合の近況をお話しさせていただくと、昨年は、当組合の七十周年記念式典を滞りなく開催できました事、皆様のお陰と深く感謝を致している次第でございます。重ねて御礼申し上げます。 また当組合の骨格であります七つの委員会事業に置きましても、おおむね良好に進んでいると思います。 サイン・アンド・ディスプレイショウは、昨年と本年はオリンピックの関係で青海に会場が移りましたが、出展社様のご理解を頂きまして、昨年は無事に開催することができました。誠にありがとうございました。仮設とは言え、今回の方が天井も高く、場所も広くなりましたので、通路もゆったりとしていて良かったとの話も伺っています。本年も同じ会場でございますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。 次に屋外広告物の安全に関する事業でございますが、日広連・日本サイン協会との共催事業であります屋外広告物点検技能講習会は、東京におきましては関東地区連主催で、四月と十一月に実施致し、来期も四月十四日に開催する運びとなっております。また昨年四月には、広告景観フォーラム・東京タウンミーティングを渋谷にて開催し、東京消防庁との看板の燃焼実験の結果検証および、渋谷センター街商店会の会長様のスタンド看板撤去に至るまでの御苦労話などの講演を頂きました。二月には、今年度の官民連絡会議がございます。 昨年も二月に開催され、この時も関東地区連の皆様には東京消防庁による講演を頂きました。このように近年、屋外広告物の安全に関する事業は頻繁になっております。組合としても日広連の下、全国の自治体で屋外広告物の点検の義務化・条例化が目標でありますので、粘り強く進めて参る所存でございます。担当されます、役員の方、委員の方、青年部の方々には、引き続きご苦労様ですが、よろしくお願いを致します。
その他の事業では、屋外広告業界技能に対する国家検定である広告美術職種技能検定の受検推奨があります。今年度の技能検定は、ペイント仕上げと粘着シート仕上げ作業の実施が予定されておりますが、ペイント仕上げ作業について全国的に受検者の減少がみられ、統廃合の対象となってしまいました。日広連ではペイント仕上げ作業は当業界の先人が築いた貴重な制作技能であることから、同検定の存続を図るため受検者を確保することを決定いたしました。当組合におきましても受検のための支援を行う予定ですので、ご案内の際にはぜひ技能士資格の取得にチャレンジください。 さて、本年はいよいよ2020東京オリンピックイヤーでございます。 思い浮かべてみますと、ここ数年都内各所、日本橋・丸の内・虎ノ門・品川・渋谷など、再開発が進み、かなり東京の街並みがきれいになったのではないかと思います。新しい駅もできました。当業界にもそれなりの受注をされているのではないかと思います。 今年は新年から、お役目柄、新年賀詞交換会に出席させていただきましたが、各会の会長、小池百合子都知事をはじめ、多くの議員の先生方のお話では、「オリンピックが終わっても、日本経済は大丈夫だ!!」との挨拶が多かったように思います。ですから、私も素直に「オリンピックを楽しみましょう」と申し上げることに致しました。 最後に本業界にとって今年は良い年になりますように、そして会員の皆様の会社のご繁栄と、皆様のご健勝をご祈念申し上げて、新年のご挨拶と致します。
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-14 (屋外広告会館)